「残酷な天使のテーゼ 窓辺から やがて 飛び立つ ほとばしる熱きパトスで 思い出を裏切るなら この宇宙を抱いて輝く 少年よ 神話になれ」

歌手:高橋洋子 曲名:残酷な天使のテーゼ

言わずと知れた伝説的なアニメ「エヴァンゲリオン」オープニングテーマです。

カラオケでも歌う人も多く、ずっとランキングにいるような有名ソング。

ある意味、生きる伝説的な曲なわけですが、この曲は密接にエヴァンゲリオンとかかわることは分かるでしょう。

母親のいない、主人公たち、登場する謎のロボット。

人型汎用決戦兵器エヴァンゲリオン。

エヴァンゲリオンには母親の意思が存在している。魂とでもいうべきものか。

母親は子どもを守りたい、しかし、子供は成長して母から離れていく。

子供の成長を信じて待つ母親。

そして、自分という生命の先にある、次の生命を生み出していく子供。

母親は子どもを心配でずっと同じ時を過ごして遺体が、それは現実にはかなわない。

しかし、それが子供の成長で喜ばしくもある。

そんな時代は変われど、変わらずにそこにある普遍的なものを歌っている。

母親からの愛こそが、この曲「残酷な天使のテーゼ」であると思われます。

この話を書く前にエヴァンゲリオンの説明をしないといけなくなりそうなので、この話はこの辺でやめておきます。

終わりが来なくなります。(笑)

ですが、しっかりと意味を理解したうえで、この曲を聴いていた人はいないと思います。

私も最初に聞いたときは、アニメの映像が音楽とともに切り替わるオープニングのカッコよさにしか目がいきませんでした。

そして、訳の分からない最終回となり・・・??

どういうことですか?打ち切りですか?

と中学生ながらに悩みました。(笑)

大人になってもまだすべてを理解なんてできてません。

でも、少しづつ分かってくることもあったり、劇場版を見て納得したり、再度、見てみて理解で来たり、もう本当に意味が分からないことだらけなんですけど、解読していくのも面白いのですよね。(笑)

・・・音楽の話が進まん。

曲に関しては、王道アニソンというよりは少し暗めの音を多用していて、高橋さんの声も太めの声ではあります。

そこがまたアニメが進むにつれて、深刻性が増していくあたりでかみ合ってきます。

今でこそ思いますが、これほどエヴァンゲリオンにあう曲もないのではと思います。

でも、映画館で宇多田ヒカルさんのビューティフルワールドが流れた瞬間は鳥肌もんでしたけど・・・。

話がそれましたが、母親と子供の関係性を考えたうえで、改めてこの曲を聴くと意味が何となく分かってきます。

「残酷」時の流れが「天使」子供「テーゼ」生きる意味、などの解釈で聞いてもらえるとよいかもしれません。

子供の成長の喜びと、自分から離れていく悲しみ、そして、新たな子供。

輪廻転生ともいえる繰り返されるこの悩みこそ、この曲のテーマだと私は感じます。

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